「空気の港 ~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~」 展示期間延長のお知らせ
「空気の港 ~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~」
展示期間延長のお知らせ
1日に約18万人のお客様が利用される羽田空港のターミナル全体を展示会場として、最先端技術をパブリックアートに用いた『「空気の港」~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~』を東京大学との産学連携共催により平成21年10月9日から11月3日まで開催致しました。
展示をご覧になったお客様からは「飛行機に乗る前に素晴らしい体験ができた。」「空港が子供の笑顔で溢れていた。」といったたくさんの反響が寄せられ、全19作品のうち特にご好評をいただきました6作品については、年明けまで展示を延長することに致しました。

延長期間 | 平成22年1月11日(月)まで |
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時間 | 10:00~18:00 |
場所 | 羽田空港第1旅客ターミナルおよび第2旅客ターミナル |
入場 | 無料 |
主催 | 日本空港ビルデング(株) 東京大学「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクト |
特別協賛 | 京浜急行電鉄(株)、(株)乃村工藝社 |
特別協力 | (株)日本航空、全日本空輸(株) |
協力 (50音順) |
アバゴ・テクノロジー(株)、(株)エアロテック、NEC ディスプレイソリューションズ(株)、カラーキネティクス・ジャパン(株)、スカイネットアジア航空(株)、スカイマーク(株)、(株)スターフライヤー、(有)ディレクションズ、デザインプレスギルド、東京エレクトロン デバイス(株)、東京モノレール(株)、東芝ライテック(株)、東洋紡績(株)、ナショナル セミコンダクター ジャパン(株)、北海道国際航空(株) ほか |
後援 | 国土交通省 東京航空局 |
日本空港ビルデング株式会社と東京大学「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクト※ は、羽田空港第1、第2旅客ターミナル内において、メディアアートの新しいジャンル「デジタルパブリックアート」の展覧会『「 空気の港 」~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~』を開催いたします。
本展は、産学連携のプロジェクトであり、年間6,500万人以上のお客様が行き来する羽田空港というパブリックスペースで実現したこれまでにないアート作品展です。「テクノロジー×空気」で感じる新しい世界を東京大学の廣瀬通孝を中心とする技術研究者とアーティストの鈴木康広が互いに知恵と技術を駆使し、空港という広大な公共空間で作品を展示する画期的な試みです。
さまざまな思いを抱いた人々が行き来する「空港」という場所が、視覚、聴覚、触覚を楽しませてくれる場所、自らの日常を振り返る、心の奥底に潜んだ感情や記憶の扉をノックする「空気の港」に―。新しいパブリックアートの世界をお客様に感じ取っていただきたく、本展を共同開催いたしました。
本展を機に、デジタルパブリックアートの基礎技術となる研究成果をご紹介するとともに「メディア」 「パブリックアート」 「情報技術」「コミュニケーション」の未来をともに考え、見て、聞いて、触れて新しい驚きと感動を感じていただければと考えております。
※東京大学「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクトは、科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」研究領域に採択(平成16~21年)にされた研究提案です。
延長展示作品のご案内
出発の星座
- 空港の天井に星空が出現!
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視覚の残像効果を利用した光の作品。飛行機の離陸時刻と目的地情報を取得し、約3分に1本、飛行機が羽田空港から出発するのと同じタイミングで、天井には光の飛行機が飛んでいきます。羽田空港第1旅客ターミナルが出来た日の星空通りにLEDが配置されています。
木陰のスクリーン
- 鳥の離発着
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ソファーに腰掛けてふと上を見上げると、回転するプロペラに映し出された映像が目に入ります。スクリーンに見立てたプロペラには、空港を離発着する飛行機を「鳥」として表現した映像を表示します。空港に発着する飛行機とソファーに居合わせた人たちをつなぐ映像インスタレーション作品です。
まばたきの葉
- 空港内に美しい葉が舞う
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木を思わせる装置の中に、開いた目、閉じた目が裏表に描かれた紙の葉っぱを入れると、葉が装置の上部からバラまかれます。空中でくるくると回転する紙の葉は、アニメーション効果でまばたきをしているようにみえます。葉が舞い、自分を包み込む感覚、葉に描かれた目と目が合う感覚は不思議なもの。
自針と分針(じしんとぶんしん)
- 自分が時計の針になる
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人がいる間だけ「針」が現れる時計です。時計の前方にある足マークの位置に立つと、カメラが人をとらえ、その人の映像が時計の針となって表示されます。人が立ち去ると針はゆっくりと消えていきます。空港という場所で自分がいないと動かない時計を目の当たりにして、「自分の時間」や「自分と時計」の関係をあらためて意識できる作品です。
大きな空気の人
- 空港に浮かぶ「今日の空気」
- 空気を人の形に切り取った「空気の人」の特大バージョンです。電動ポンプによって常に内側と外側の空気が循環し、毎朝、空港が稼動すると同時に昨日の空気が一日かけて今日の空気に入れ替わります。ロビーを行き交う人びとの息や各地から届いた空気が、その日の「空気の人」となって、気持ちよさそうに浮かびます。
まばたきの葉(小)
- 空港内に美しい葉が舞う
- 木を思わせる装置の中に、開いた目、閉じた目が裏表に描かれた紙の葉っぱを入れると、葉が装置の上部からバラまかれます。空中でくるくると回転する紙の葉は、アニメーション効果でまばたきをしているようにみえます。葉が舞い、自分を包み込む感覚、葉に描かれた目と目が合う感覚は不思議なもの。
本件に関するお問い合わせ先
- 展覧会に関するお問い合わせ
- 日本空港ビルデング株式会社 TEL 03-5757-8090 または、03-5757-8520
- 作品、技術等に関するお問い合わせ
- TEL 03-5452-5190