脇目もふらずに、ある目的地を目指す。ぼくの旅はそれとはまったく逆だ。もちろん、ある場所へ行くときは、漠然とした行き先だけは決めていく。あらかじめ想定している風景もないわけではない。が、それ以上の出会いがあるときこそが面白い。予想していたものと違い、考えていたことが全て覆されていくような旅が、ぼくは一番好きだ。
脇目もふらずに、ある目的地を目指す。ぼくの旅はそれとはまったく逆だ。もちろん、ある場所へ行くときは、漠然とした行き先だけは決めていく。あらかじめ想定している風景もないわけではない。が、それ以上の出会いがあるときこそが面白い。予想していたものと違い、考えていたことが全て覆されていくような旅が、ぼくは一番好きだ。
石川直樹 - NAOKI ISHIKAWA
1977年東京都渋谷区生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)、『地上に星座をつくる』(新潮社)ほか。
Access to Photo
羽田空港第1ターミナル2F出発ロビーの南北ウィングそれぞれで、該当写真と10の写真が連なった巨大スケールの地平線をご覧いただけます。
写真サイズ:約1.8m × 約4.7m